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街ネタレポート:糸魚川市上早川 「かかし祭り」
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街ネタレポート:糸魚川市上早川 「かかし祭り」 【糸魚川市】
今にも動き出しそうなリアルなかかしから、ユニークなかかしまで、創作かかしが大集合。
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インフォメーション
Information
名称
街ネタレポート:糸魚川市上早川 「かかし祭り」
フリガナ
カカシマツリ
住所
新潟県糸魚川市中川原新田97-1
鮮やかな緑の田園が広がる糸魚川市。
五月に植えた稲は、山からの雪解け水と雨水をたっぷり吸い込み、
夏の太陽の日差しを浴びて、ぐんぐんと成長を続けております。
稲の生長を、目、耳、鼻、肌、で感じれるのは、嬉しいですね。
そして、もうすぐ、実りの秋。
美味しい新米が待っています。
ぐぅ~ぎゅるぎゅるる。。。楽しみですね。
しかし、美味しいお米が実るのを楽しみにしているのは、私たち人間だけではありません。
スズメたちも、稲の成長を楽しみにしています。
そんなわけで、大事なお米をスズメから守る案山子(かかし)は田んぼの風物詩。
今年も、手作りの”創作かかし”を募集して展示する
糸魚川市上早川地区の『かかしまつり』が開催されました。
地域のコミュニティ活動の
一つとしてすっかりお馴染みとなり、
毎年多くの方が楽しみに訪れます。
のどかな田園風景の中にずらりと並んだかかしは、人気キャラクターや、世相を反映したもの、
糸魚川市の特徴を表したものなど、どれも手作り感の溢れる、温かみのある作品ばかりでした。
地元小学生のリズムダンスや、和太鼓チームの演奏、ヤマメの串焼き、焼きそばの販売などもあり、
訪れた方々の笑顔に溢れる、とても楽しいイベントとなりました。
今回、イベント当日の写真はないのですが、展示された“創作かかし”の数々は
とてもレベルの高い力作ぞろいでしたので、その中からいくつかをご紹介させて頂きます。
まずは、正統派人間タイプ。「エコの田植えあんちゃん」
笠をかぶって、頭に手ぬぐい巻いて、長靴、長袖シャツはズボンに、イン。
ベルト代わりの荒縄と、太い眉毛がステキな、ワイルド系の農業男子。
おや?目にはうっすら紫のアイシャドウ。
ワイルドの中にも、色気を取り込むのが、最近のトレンド・・?
続いては、二人組みの農業レディース。
「精が出ますね!」
「・・・・・・・。」
時間が止まったような、動いているのは自分だけのような錯覚を起こします。
お次は、あれ??
こちらの方は、まさか、かかしじゃないですよね?
「あの~もしもし?おかあさん?」
顔が見えないけど・・・。寝てるのかな?
じっと見ていると、急に動き出して、「ドッキリでした~。」っていうんじゃないかしら?
しばらく背中を見つめていましたが、やっぱり動きません。
これほどリアリティのあるかかしを田んぼに置いておくと、
雀は、もちろん近づけないでしょう。
通りがかりの、近所の人でさえ、「お~い!○×さん!」と声をかけて、
「ありゃ?耳が遠くなったんか?」と誤解しそうですね。
「モゥ~~~!」
おや、のどかな田園に牛の声。
いいですね、これぞ日本の原風景。
黒ベコのご主人様は、仮面姿の水着の美女でした。
牛の後方で作業をするのは、ハゲづらに瓶底めがねをかけたユニークなお兄さん。
「・・・俺は、なぜこんな格好をしているのだろう??」
そんな心の声が聞こえてきそうですが・・・。
意外と、まんざらでもなさそうな顔をしていますね。
「アロハ~♪」
明るい声で、呼ぶのは、ハワイアン美女。
あれ?横に立つのは、
ブラジル出身のイケメン・サッカー選手、
ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール選手!?
まさか、こんなところに本物が居るはずがない。
恐る恐る、声をかけました。
「あの、すいません、ネイマール選手ですか?」
「・・・そうだよ。」
黄色のユニフォームにキラリと輝く、「10番」の文字。
間違いない、彼だ!
なんだか、田園の真ん中で、白昼夢を見ているようです。
ぬっ。。
怪物?!
でも、よく見ると、優しいひょうきんな顔してました。
握手を求めているのが、友好の証ですね。^^
まさかり担いだ金太郎。かわいいー!
こっちでは結婚式かな?おめでとーございます!
手には風鈴、浮き輪をもって、夏は海で遊ぶのが夢ですって。
「ライスマン」です。
額の「米」マークは正義の印。ハッピーになろうぜ。
空き缶のかかしは、前衛的なアート作品のようです。
真っ赤な衣装が田園に映える能生白山神社の「陵王」。
朽ちた流木を使った、本格的なアート作品。レベルが高い!
オズの魔法使いに出てくるような、かかしの夫婦。
腕をまっすぐに横に広げた様子は、これぞ「案山子」ですね。
スズメやカラスが腕に乗っかるとまた絵になります。
イノシシ(?)の進入禁止、大事なお米を食べないでと書いてある
農家さんのこめた願いが伝わります。
いかがでしたでしょうか?
ゆるさ爆発のユニークなかかしから、アートな作品まで。
このほかにも紹介しきれない記憶に残るステキな創作かかしが沢山ありました。
残暑を乗り切れば、もうすぐ実りの秋がやってきます。
展示された、かかしを思い出しながら、食べる新米はまた格別でしょうね。
ちなみに、このかかし祭り、毎年、アイデアいっぱいの「かかし」を募集しているそうです。
来年は、みなさんも、かかし作りにチャレンジして、お祭りに参加してみてはいかが?
「来年も待ってるよ~。」
(文:だっちゃ!編集部)
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